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36年ぶりのトイレ?生まれて初めての野天風呂 生きかたが変わった 北海道道東3泊4日 080809
「貴方に出逢えて私の生き方が変わったありがとう」「パッと開かれた感じ」
旅行中、お客様のご家族が、私に言った「ことば」・・・胸に刻まれた一言。
「叔父さんの体調から、旅行タイプを決めつけたり、あきらめたり・・・・
でも、叔父さんがしたい事を、旅行中だからできる心を学べました。
この気持ちをこれからの生活に活かせるように生きていこう」って!(感動)
肢体障害を持つ77歳のお父さまとご一緒に飛行機で道東へ。
身体障害福祉施設に入居されておられます。お父様は、
右手指と右腕が少し動かせるくらいですが、物理的に、
飛行機やベットなど抱っこして移乗。トイレはおむつ。
でも普段できない事にチャレンジしましたよ
今回の夢は、海の幸をたくさん食べて、
北海道の大自然と湖をみたいって。
女満別空港で北海道にお住まいのご家族と久しぶりの再会。
網走の天都山で知床半島と湖群と、小清水原生花を見学。
お宿はピュアフィールド風曜日さん。
10年前からユニバーサルデザインをコンセプトにお部屋は
全室トイレやバスも広々で一部はリクライニングベット。
多目的トイレやお風呂にリフトまで付いています。
ご主人の三木さんは、障害者のためのホテルではなく、
誰でも同じ空間を過ごせる出逢いの場を提供できるように
宿の本質を実践されているホテルとして営業されています。
お食事は奥様の手料理で素材が最高!
夜はロビーの電気を消して外に出ると身体と満天の星空が
一体になってしまいます。流れ星を3つ。
人工衛星3つ見つけ、天の川を見ていると時が止まりました。
なにしろ今回の旅はホテルの真心がドラマを生んだように感じます。
@日常はポータブルトイレかおむつ利用でしたが、洋式トイレ(多目的)に
挑戦しようとお父さま。なんと36年ぶりに便器に腰かけてやっちゃいました。
Aトイレですっきりした後、摩周湖と多和平もすっきり見えて大感動。
B花まる寿司で美味しい海の幸の昼食(ホテルのお料理も最高!)
C屈斜路湖畔のコタン温泉の野天風呂入浴は、生まれて初めて実現
諦めていた北海道への旅。でも、ご本人様とご家族様、添乗員、ホテル様をはじめ
関係機関様のご理解とご協力があって、ベクトルが合った時に最高の旅が
実現できみんなが、旅の喜びを分かち合える・・・・・
あたりまえの事かもしれませんがこれが本当の旅、自然体の旅ですね。
実現できたら、新たな目的を作って・・・それが、生き甲斐に通じます。
ユニバーサルサービスに必要な事(創造力)070103
バリアフリーとかユニバーサルデザインやユニバーサルサービスという言葉を聴くと
車椅子利用者の方々を対象にした用語のように一般社会が誘導しているように感じます。
これは大きな誤りです。端的に説明すると、バリアフリー:全ての障害を取り除く事
ユニバーサルデザイン:全ての人々が理解しやすく、利用しやすい事など。
ユニバーサルサービス:全ての人々に真心のおもてなしを提供する事
社会の経済面から見ると、ビジネスに繋げるために、新種の車椅子や移動移乗器具食事排泄など
福祉器具という物体販売に依存してしまっています。物が便利になることはいいことですね。
それが、外出しやすくなり、全てに活性化されてきます。しかし、半面その言葉が健康な方々にとって、
その時にならないと意味がわからない人も多いのでは。
「身体障害者のための 高齢者のための」のように限定された言葉になれば死語みたいなものです。
物体はお金さえ出せば手に入ります。心はお金では手に入りません。
そこで、ユニバーサルサービスの重要性が必要ですね。ユニバーサルサービスは無形のためなかなか
進出されません。手間と時間が掛かり商売にならない・・・が本音でしょうか。
しかし、このユニバーサルサービスの取組が一番大事のように思います。心と心のつながりです。
ユニバーサルサービスに必要な事は、創造・洞察・企画・相談・知識・現場・技術などそこで、
今回は、「創造力」について考えていきたいと思います。
アメリカのブッシュ大統領が、イラク情勢に更に多い兵力により、武力で沈静化を図る発表がありました。
皆様!どのように思われますか?
中国の古典で「武力で戦うは、下策。 心で戦うは、上策」という、言葉がありますね。
項羽の楚軍の武力による攻め方と、劉邦の漢軍の心による攻め方。
諸葛亮孔明の南伐の「七度捕らえて、七度放つ」で心から心服された
武力(力)でねじ伏せても、早期に決着がつきますが、いつかは、反逆が起りますね。
これは、外部からの物的な作用を、無理やり押し付ける事ですね。
心で説くことは、その人(国)が、心の奥底に、考えていることを、察知するために、創造力をフル回転して
心で対話を重ねます。心から納得すれば、生涯、後世につながっていくことでしょう。
そこで、現在の日本社会の観光産業として
武力→外面的要素 心→内面的要素 として 置き換えてみると
但し、武力と心を、そのまま、観光産業界を比較することでは、ありません!!
外面的要素
外部からの力 団体旅行 観光産業側の視線 外部的な表面上の設備的な物体。上記の影響が
表面的に、お客様にとって物体なので、わかりやすいですね。
観光産業側として、2万円の宿泊料金10人と、1万円の宿泊料金20人では、付加価値の消費の関係で、
1万円20人のお客様の方が有益ですし料金交渉も団体で行くから、安くしてせーって、旅館にプレスを
かけます。設備を充実した方が、宣伝広告しやすいですよね。しかし、お金を使えばできますが、これは、
わざと楽な方を選んでいるんです。
外面的な作用ですね。外面的要素だけを、取組めば早期に改善されますが、長続きはしません。
心(内面的要素)
内部の力 個人個人 お客様の視線 内面的な心の豊かさを引き出す
その人の中に、飛び込むんです。乗り移ろうと創造するんです。そうすれば、お客様の求めている事、
不安な事や楽しみにしている事がわかります。心と心こそが、観光産業で、恒久的に伸びていく一番の
キーワードですよ。まず、お客様の為が第一です。その代償が無形の価値による収益にかえってきます。
時間と経験と知識と技術が必要で、一番手間をとりますが、では、どのような事が大事なのでしょうか。
お客様がシグナルを出さなければわからない時は、短期旅行ケアプランを一緒に作るため個人情報の
細かいところまで聞くんです。お客様が言いたくない事はその限りではありません
トイレが心配。ベットが心配。入浴が心配。歩行が心配。食事が心配。
事前に当事者の方と会えなくても、電話やメールだけでも、創造するんです。
だから、ユニバーサルサービスでは、創造力が必要になってくるんですね。
初対面の方に「真心のおもてなし」をさせていただくには、どこまでの配慮が必要かは、
お客様それぞれのお考えが中心で受け入れ側が勝手に決め付けることはできません。
受入側の収容能力、人的能力、100%大手旅行会社部屋提供、料金体制、団体お断り等の受入側
独自のシステムと、お客様のご希望がマッチして、はじめて成立します。諸条件が合わないとき、外面的
要素で物理的に不可能な場合を除いて、受入先が一方的に断ったらいけませんよ。
最終的には、お客様のご判断です。
外面的要素と内面的要素のバランスが、今後の観光産業が必要で、伸びていく鍵になると思います。
できない事が旅先でできた喜びの出来事061226
今年の総決算を一言でいうと 「旅の本質」たくさんのお客様と出会い、
たくさんのお客様とふれあい、たくさんのお客様と喜びを分かち合いました。
様々な旅の目的や旅のタイプを肌身で体感しました。
お一人お一人の心を開き、活きる活力を生みその人の人生に
お手伝いさせて頂けました。
もちろん、旅に関わった観光機関の受入先様との出会いがあったから。
もちろん、私に関わった全ての方々との出会いがあったから。
一人のヒトを大切に、まとめてみました。
★ 車椅子で鳥取砂丘にあがり、言語障害をお持ちのお客様が突然しゃべりはじめた事
★ 要1のお客様が自力で谷汲山華厳寺100段の階段を登りご祈祷できた「おじいさん」
★ ミキサー食をホテルが間違えて刻み食を配膳したが、ペロっと完食できた「おじいさん」
★ 片麻痺の方が車内の座席から座席へ自力で移動ができた事
★ 自閉症とヘルニアの奥様が、旅を通じ夕食の買物にも行けるように元気になった事
★ 何十年ぶりに電車に乗れた事
★ 人が多くて諦めていた「ルミナリエ」に安心して見学に行けた事(ハートフルデー)
★ ご主人の入浴手伝いをしている間に、介護疲れの奥様が「ゆっくり温泉に入れた」事
★ 人ごみの紅葉京都で、誰もいないお寺さんで紅葉の庭園を眺めてお抹茶を飲めた事
★ 何十年も前から思っていた三条大橋と妙心寺を訪ねる事ができた事
★ ホテルが私のアドバイスを現場で取り入れ、お客様に好評をいただいている事
その他にも、温泉に入れた。次は露天風呂にチャレンジしたい!とか、色々な喜びのお声を頂戴しました。
チャレンジが活きる喜びであり、活きる健康であり、活きる活力ですね!
観光ユニバーサルへの先駆者 故草薙さんを「偲ぶ会」参加して 新たな出逢いと決意 070714
本国の観光バリアフリー先駆者でおられた「草薙威一郎氏」を偲ぶ会が都内であり田舎者ではありますが参加
ご生前の偉大な功績を参加者170名の中でビデオレターで紹介された時は、言葉にも表せないくらいでした。
土浦京成ホテルで館内視察をしたり、ご一緒にビールを飲んだり、
モーターボートに乗ったり、まちづくりのモデルを手書きでイラストを
描いてお話ししたり・・・
草薙さんの人生約50万時間の内、メールや電話でのやりとりはもちろん。
たった10時間をご一緒する機会がありました。
たった10時間でも、私の人生の生き方・考え方を教えてくださった。
草薙さん!有難うございました。
国交省近畿運輸局の交通バリアフリー法基本構想に基づく地域外利用者の為の
検討委員会委員を推薦して頂いたり
「バリアフリー、ユニバーサルデザインとか関係ないんです。みんなが旅を楽しめれば、それでいいんです」
「人は、旅をする動物である」など、草薙さんが残された功績を引き継いで、未来に将来に団結して
ユニバーサル社会を実現する使命が我々にある。との同じ思いで、集った170名のみなさん
当事者・学術関係者・医師・行政・観光関連・みんなで草薙さんの意思を引き継ぎ、英知を結集し、
協力関係を一緒に築いて参りたいと思います。それが、草薙さんが一番喜ぶことではないかと思います。
堀川病院 クリニックほりかわ ホスピタリティ070321
私が8年前、中国へ向かう直前、関西空港で頭痛と嘔吐で倒れて、空港内診療所へ搬送。
一時は、「これで人生も終わりだ」って考えました。それから、京都の病院を転々と検査に廻り、
大きな総合病院で「片頭痛」と診断され定期的に通院しかし、総合病院のため、2時間待ちも当り前。
待合所で苦しんでいるのに、職員さんは知らん顔。そんな通院が6年続きました。
これは精神的な面も影響されているのかな?そこで、思い切って、通院先を変えてみました。
堀川病院の外来用「クリニックほりかわ」さんです。今年で3年目になりますが、職員の皆様の接し方に
益々感動されることばかりです。
「ひとりのヒト」に対しての接し方。診療の会話。その人に適した薬のバランス。
採血時の3分間のもてなし。待合所での患者さんへの心配り。
私にとって、「なごみの時間 癒されの時間」でもあり、医師・看護士・クラーク・受付の皆さんが本心から
その人の立場になって接している姿は、ホスピタリティマインドそのものです。
もてなす側と、もてなされる側が共に喜びを分かち合う事が、ホスピタリティマインド。
私が、元気でユニバーサルサービスをご提供させていただいている裏には、
そのような出会いやふれあいの体験を吸収して現場で活用させていただいている訳です。
全ての人は、生まれてから今まで人や動物自然・・・全てに、関わりがあって、現在があると思います。
一人では生きていけません、空気がなかったら生きていけません。一瞬一瞬に出会いがあって、
生きかたが左右されます。だから、第一印象が大切だなぁ・・・って
もっともっと、今を大切に、喜びを分かち合えるようになりたいですね。
心の豊かさこそ「心のバリアフリー」 中日間の歴史認識問題 友好のために 060826
一人の人は一人の人。国や文化が違っても、その人の尊厳を尊び人同士は国境なく交流しお互いに
仲良くする事が自然な姿ではないでしょうか
これは、人=国で切っても離れられないものです。国益と言うよりも、世界中の人たちが認め合い助け合う
ことで、真の世界平和が築かれていくはずです。そこには、国家間の障害は関係なくなる時代を夢みて、
仮に中国と日本との関係を例にとり、歴史認識問題の過去を振り返りながら、今後のあるべき将来の姿を
見出してみたいと思います。日清戦争以来(貧しく弱い中国)に慣れてきた日本人は豊かな強い隣人に
戸惑うほか無く。これが日本人は中国の事となると、かっとなる原因とされてきた。
<中略>
中国と日本は、近い国でありながら、国情が全く違い、それぞれの道を歩んできた訳で、同じ人間なのに
違う教育を受けても止むを得ないはずです。歴史は、その人の心の中にあります。
正しい、間違いの認識は個人差があります。歴史認識は、侵略する側とされる側では、立場が違う関係で
統一見解は不可能に近いところがあります。お互いの国益だけの為に走らず、協調協和を目指し、政治も
経済も共に手を取り合い開かれた日中関係を望むため、双方が過去の経緯と歴史認識の対話をし
将来へ共に良い関係を深めていく事が最重要だと思います。
一人の人は一人の人です。何事も人から出発します。対話に対話を重ね信頼感情から全てが成り立ちます。
自国の国益はその後です。世界中の全ての人たちが平和に暮らせる日を夢みて。
日本はなぜ「心のバリアフリー後進国」なの?そして「心のバリアフリー先進国」になるには?060409
熊本県の温泉や岡山県の温泉のように宿泊拒否が全国に波及したり、東横イン社長の会見姿勢や
無断改装して大問題になったり・・・報道はされていないけど、宿泊拒否は頻繁に発生しています
「車椅子ですけど泊まれますか?」
「当館はバリアフリーになっていないので安心快適に泊まれません。もしもの事が起こっても対応する事が
できずお客様にご迷惑をお掛けします」
なんて、まわりくどい回答で逃げて責任回避をして宿泊拒否する例は私も、お客様とホテルの間に入って
沢山経験しています。
外国に行くとそのような事はありません。あっても、心の持ち方一つでいくらでも「楽しさ」に変えています。
段差や坂道、点字ブロック、階段だらけでも「関係ないんです」外国では、車椅子利用者として見ていません。
ヒトとして見ています。身体的精神的なハンデがあるだけで、普通のヒトと見ています。
街で車椅子に乗っている方が階段手前で困っていたら、自然と4人が集まり4人がかりで階段を持って
登ってくれます。お手伝いが居なかったら、車椅子に乗っている方が「誰か手伝ってくれませんか?」
「助けてもらえませんか?」って・・・
お互いに助け合っている姿が当り前になっています。中には冷たいヒトもいますが。それは割り切っています。
車椅子を持って登った人が
「この階段を貴方が登れたらハッピーだけど、私もハッピーになれる」 これが、心のバリアフリーです。
日本はなぜ心のバリアフリーに遅れているのでしょうか?
日本民族の起源から私の持論を考えてみました。海に囲まれているので外国からの影響を受けず自国の
文化を育んできました。
元々貴族文化でしたが、その後武士が実権を握り支配しました。日本は大陸からの文化や仏教が伝来して
きましたが、江戸時代から鎖国政策で外国文化を閉ざし、それまでの文化を日本向きに変えながら
育んできました。日本は、そのような関係で外国の文化を利用し、日本向きに利用する事が上手でそれが、
戦後も経済大国に成長できたと思います。
日本人は外国人では見られない特性があります。
@外部の人に対しての遠慮がある(無礼講という言葉は日本だけ)
A世相に影響されやすい
B見知らぬ人には警戒する(外部・外国の人には別次元の人との見方)
C外国の文化を日本向きに利用するのが上手いなどが挙げられます。
日本人は街で困っている人を見かけても「危ないものに触るように」「声かけやお手伝い」をしないし
手伝って欲しい方の側も遠慮して「手伝って欲しい」と頼まないですねできれば、他の人の力を借りず、
自分や家族だけでしたい。との、日本人の持っている特性があります。
戦前戦中は心身に障害のある日本人は「特殊施設に隔離され人間としてみなされていなかった」ようです
日本人は「制度や基準」を作るのが好きで、バリアフリーでも基準を作りたがっています。
設備には限界もあり人それぞれバラバラです。
しかし、身体障害者専用客室や身体障害者専用トイレなど別次元の人々と認識されています。
これは日本が心のバリアフリー後進国といわれる原因ではないでしょうか。
では、心のバリアフリー先進国に向けてどうしたら良いのでしょう
簡単です。日本民族の特性は変わらないまでも、ヒトはみんな一緒であるので、イラク人も北朝鮮人も差別
せず外部的にハンデがある人、外見ではわからない人も特別視しない社会が必要ではないでしょうか。
障害者のための旅行・海水浴場・映画館・ホテルと考えず、ユニバーサルな誰でも利用使用しやすい
心のバリアを取り除く事。そのためには、教育・福祉・建設・観光・全ての分野が盛り立てていくべきだと。
初対面の人同士でも手を取り合えるような「ぬくもりのある社会・心豊かな社会」ができることでしょう
はじめは、身近なご近所から、街、国っていきたいですね。
世界中の全ての人たちが平和に暮らせる日を夢みて。
保津川下りに40名様(車椅子利用16名)で!特養ホーム入居の高齢者 071110
京都の特別養護老人ホーム入居者の皆様と職員様、ご家族様で、京都亀岡〜嵐山まで保津川下り
車椅子利用者が16名様前後で、出発!
しかし、乗船予定の時間から雨模様・・・
そこで、午前中に船に乗り、昼食は船の後に急きょ変更。
乗船場は、トイレが洋式しかなく、桟橋へは、下りの急な
階段20段。乗り込みも不安定で、乗船中は背もたれや
肘掛けもなし、しかし今まで諦めていた「保津川下り」に
乗れることでみんなの目の輝きを見ていると、挑戦しよう!
がんばって楽しもう!ってアリアリと見受けられました。職員の皆様も、階段やトイレ、足元不安定でも、
何とか喜んでもらおう!と、ホスピタリティマインドそのもの!感動しました。
昼食が14時になり予定外にお土産店に立ち寄ったり、今回は、車椅子利用である事を忘れた旅でした。
実現できた事の、充実感と、活きる活力がみなぎる1日でした。今回のお客様は、
私の旅行業界27年前の新入社員からお世話なっています。
私の生きる道を教えてくださった方々です。感謝 感謝に絶えません。
京都貴船でバリアフリー研修会・バリアフリー旅行ネットワーク 071010
誰もが安心な旅を楽しめるように、取り組む「バリアフリー旅行ネットワーク近畿東海ブロック」主催
京の奥座敷「貴船」でバリアフリー旅行研修会を開催しました。
貴船神社の階段昇降は、84段を1回一休みしながら、本殿まで登りきりました。
巫女さんの話しでは、「今まで車椅子で登ってきたのは初めて」とビックリ顔!
しかし、行きたい所に行く事が大切ですね。
旅館喜らくでは、階段ばかりですが、女将が福祉発想ではなく、当り前の事を
しているだけで特別な事をしているわけでないと、おっしゃっていました。
工夫次第で「トイレが使えなければ、ポータブルトイレがあります」
「ベット替わりに、ビールケースを使っています」
「得意な事(出来る事)と不得意な事(できない事)は事前にはっきりと申し上げています」
「地下への階段は手すりが無いが、昔からけが人は一人もいません」 その後、意見交換の中で、
初参加の非会員「湯村温泉 御やど ゆもと」の副社長がバリアフリーの基準について聞かれました。
そしたら、会員のみんなが、
「基準は旅館が決め付けるのではなく、一人一人の旅行者が基準を持っている」などと教えていました。
(但し、ハートビル法で、エレベーターの横幅や多目的トイレの様式などの基準はありますが)
「研修会も何回かしていると、会員のスキルアップが感じられ大変感動しました」
伊勢内宮へ「夢を実現」特別養護老人ホーム 鳥羽 マリテーム海幸園樹風花の真心に感謝 071205
諦めていた「お伊勢さん」入居者様の実現のため施設職員様とご家族様の「夢を叶えたい」の思いが遂に
京都から所要3時間30分と体力的に厳しいという「保身」の考えでは、何も出来ません。
まず、心のバリアを乗り越えて、挑戦!
初日は、ホテルへ直行し、昼食と、大浴場貸切。その後、鳥羽湾めぐりに
お出かけしました。今夜の宿は、「マリテーム海幸園樹風花」
私が、20台前半(当時民宿旅館)からお世話になっているホテル。
女将さんも、娘さん(同世代)も昔なじみです。
和洋室が並ぶ廊下に、多目的トイレがあり、大浴場の脱衣室まで多目的トイレ
大浴場も入浴しやすくて、館内移動もラクラクでしたよ
宴会の料理で刻み食希望の方がおられましたが、せっかくの旅行なので、
常食形態で配膳し、刻みをお願いしたら、なんと!
女将さんが目の前で包丁とまな板で刻んでくれましたよ!
「刻み方は色々で、何でもおっしゃってください!」なんと嬉しい言葉でしょう。
この日は、運よくホテルが空いていたので、このような刻み方ができたのでしょう。
更に、私が北陸から持ってきた、加賀福をデザートのお皿に、勝手に置いて、
食べてもらいました。 ん?これは、ナニ?
「赤福みたい」って、懐かしい味に舌鼓でした。他にも沢山の「まごころがヒシヒシと伝わってきました」
でも、更にスキルアップのため、私に改善点などを聞かれたり、全国的には有名ではないけれど
日本文化の宿の原点である「真心のおもてなし」がそこにあったと感じました。
女将さんが現場で接する姿が周りの従業員さんや
お客様に波動が沸き起こる大変有望で、模範的なお宿でした。是非、ご利用下さいね。
マリテーム海幸園樹風花HP http://www6.ocn.ne.jp/~maritime/
観光業は福祉発想では行き詰ります。サービス業として、ヒトとして当り前の新たなおもてなし発想が大切
翌日、朝から雨模様・・・今回のメイン「お伊勢さん内宮」、車椅子利用17名様で、 本 殿 前
付き添い25名様傘をさして、内宮の玉砂利をウイリー移動は、超厳しい!
でも、ホテル出発の時、雨が止みました。ラッキー!!!
日本交通(リフトバス)のバスガイドさんの案内で、宇治橋から、
いよいよ「夢 実現」がスタートみんなの表情が、気合と喜びに
満ちながら、玉砂利を進んで行き、本殿手前から30段の車椅子持ち上げ
空中散歩で本殿到着。お参りが済んで、帰りは新設のスロープで、20段の下り
階段を全員下りきった時思わず、みんなで拍手!拍手! 帰りの参道では、
みんなの、目がキラキラ輝き、最高の表情でしたよ! 拝観空中散歩で拝殿へ
良かったね!頑張れば何でも出来るね!って。車椅子から降りて、
手引きで階段を登った方も「嬉しい!諦めていた お伊勢さんにお参りできて!」
人であるがゆえに、誰もが、したい事、行きたい事があります。
みんなのベクトルが一致した時、最高の旅が完成する。
映画の主役がお客様で、その主役が最高だから 最高の映画が完成する。
その周り裏方役の、職員様・ご家族様・観光バスの運転手さんバスガイドさん、
旅館さん、天気、添乗員みんなみんなが一体になれば、最高の旅の足跡が積まれる
その人の活きる活力と生きがいが生まれて 人生の最高の1ページができるんだなぁ・・・・
高山グリーンホテルで露天風呂と新穂高ロープウェイ ばりふり夢ツアー 070425
ご病気されてから諦めていた、温泉旅行。家に閉じこもってばかりでは気がめいってしまいますよね。
今回は更にスキルアップして、貸切温泉でもなく大浴場でもなく
みんなが使う、大露天風呂に挑戦しましたよ!
ご自身で立つ事はできないけど、みんなの想いが一緒になればなんでも
できるんだと、実感しました。
私と、みどりケアタクシーの川辺さんと入浴のお手伝いをし、旅館のスタッフも
バスタオルなどの荷物運びのご協力。
旅館スタッフも車椅子で露天風呂に入られるお客様は初めてだと感動。
露天風呂に入っていた他のお客様も入浴時に手伝って下さいました。
出逢い・ふれあい・心の豊かさ そのもの。嬉しい!
旅の原点・本質です。介護疲れの奥様方はゆっくり寛いでいただきました。
何しろ、一番の感動が、この笑顔です。
お世話になった「高山グリーンホテルさん」は
おられます。館内やお部屋やリフト付き貸切大浴場など、
全ての面で配慮されていましたよ。
お客様にとって、ホテルに対して「どこまで聞いたらいいかわからない」
「どこまでしてもらえるかわからない」など不安もあると思います
しかし、正直に何でも聞いてみたらいいと思いますよ。
旅館に到着してから「あれして これして」って頼まれても
準備が間に合わない場合がありますから事前に聞きましょう
翌朝は、青空の下、新穂高ロープウェイへ車椅子のまま挑戦
日本でも、車椅子を持ち上げずに利用できるロープウェイはここだけ。
不安と期待で乗車。青空の下、1回乗り継いで、標高2156mの西穂高口の
展望台。西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスの山々が360度の
大パノラマ。まるで、パンフレットの写真が立体して飛び出してきた感じ。
氷点下1℃なのに、寒くない・・・なんでだろう最高の想い出を胸にしまって、
帰途に着きましたが、帰り道はお疲れでお休みする方がほとんどですが、
今回は、みんな眠らず、ずっ〜と、お喋りしながら帰ってきました。
普段無口なお父様同士も別れ際に、「また、行きましょう」って会話をされていましたよ
鳥取砂丘を車椅子で!鳥取いなば温泉1泊2日 餘部鉄橋を電車で夢ツアー 061022
今回のスケジュールは?
@各ご自宅=粟倉町(昼食)=鳥取砂丘(車椅子で)=こぜにや(泊)
Aおやど=浜坂駅++餘部鉄橋++香住駅=和田山(昼)=亀岡コスモス=各ご自宅
粟倉町の昼食は元々自由食でしたが「リフトワゴンタクシー」が満席になった為
「昼食を付けて正解」同じ時間に30名の団体さんが自由食
鳥取砂丘に時間通りに着いたら、私達6人に対して30人ぐらいの方が待って
大きな声で「来たよ〜」車椅子1台に対して、鳥取トラベルボランティアの
みなさん4人で 4回=16人と鳥取県観光プロデューサーの「おそどまさこさん」
はじめ県の職員のみなさま方、NHKテレビや朝日新聞社、日本海新聞等の
マスメディアさん。みんなが私達の車に集まり、砂浜用車椅子2台に乗換え、
夢1号と2号から砂丘の「馬の背」へGO!
3号4号のお客さまとボラさんは、砂丘会館さんでお喋りやお買物1号2号が帰って着て
3号4号の出発、途中の登り坂では、他のお客様が来てひっぱるお手伝いまで「まさか砂丘を登れるなんて」
お客様も感動、ボラさんも感動 私も取材を受けて新聞やNHKテレビを通して全国のお客様に勇気と希望を
私の口から、お伝えする事もできました。
いなば温泉こぜにやさんは、多目的トイレが近くにある部屋へ男性様は私とドライバーで入浴のお手伝い。
女性様は地元のヘルパーさんに来てもらい、入浴介助。夜はお宿がライトアップして幻想的でしたよ!
「旅はアナログでもデジタルでもなく、心と心ではないかなぁ」って。
お客様の中で言葉を話せない方が、少しづつ話せるようになってきた事
旅を重ねるごとに、みんなみんな元気になってきていますよ!
今度は沖縄へ行きたいって できない事はないもんね!
反省点は
車椅子に乗車される方のおおよその体重を事前に連絡した方が良いと思いました。
1回目でもあり「みんなで集合写真を撮りたかった」ですね
南国沖縄でメリークリスマス3泊4日 ばりふり夢ツアー 071223
今年の添乗締めくくりは、3組のご夫婦(車椅子利用3名様含む)と沖縄に行ってきましたよ!
ご病気をされてから諦めていた「沖縄と飛行機」
車椅子のまま飛行機に乗れるのだろうか?
機内でトイレに行きたくなったらどうしよう?
長時間の道程で体力は持つだろうか?
現地の移動手段の車は乗りやすいか?
お部屋や、トイレ、大浴場はどんなんだろう?
食事内容や食事場所は安心できるか?・・・・・
不安を言い出したら沢山あります。出発前は、そんな不安があったと思います。
旅先で「どんなバリアがあっても、乗り越えよう」ってチェレンジの3泊4日でしたよ。
今回お世話になった沖縄の旅行社「カナサンツアーズ」の仲本さん
団体旅行では到底立ち寄れない穴場や裏技で、
「本当の沖縄の味・人情・ふれあい」と接するプランを、当日相談しながら、
楽しく過ごせました。感謝!感謝!です。ご参加のお客様の声は、
「団体ツアーのような、バタバタプランや、冷凍食材でもなく、本当の味沖縄の風を楽しめて嬉しい」
「諦めていた沖縄旅行が実現できて、私達の体調に合わせての旅は最高でした」
「露天風呂へ自分で立って入ろうとした」「車椅子、両手引きゆっくり歩行のご主人が単独立位ができた」
ホテルは、沖縄残波岬ロイヤルホテルに2泊。お部屋から海を望み、ユニバーサルルームで安心宿泊
露天風呂で、立位が一人でできない方が、シャワーキャリーから、立ち上がり、
ちょっとだけ歩き始めたじゃあありませんか。転倒したら大変なので、すぐに抱えましたが、
意識と身体能力のバリアを見事、乗り越えましたよ!
寒がりのお父さん!露天風呂挑戦 自分で少しでも出来るようになって良かったですね!
3泊目は、
何度も私の携帯電話に連絡を頂いたり、滞在中も様々な配慮を下さり厚く感謝しています。
大きな団体とロビーで重ならないように
朝食時、3階レストランの、5段の階段を車椅子を持ち上げたり、誰でも安心して
泊まれるように真心がヒシヒシと伝わってきました。「お気づきの点があれば小さな事でも
おっしゃってください」って・沖縄の地域住民と来訪者が求めているものを提言。
当社のホームページをご覧いただいて下さっているようで、嬉しい限りです。
観光では今話題の美ら海水族館・東南植物楽園・首里城・万座毛だけで、のんびり旅行です。
穴場では、残波岬ロイヤルホテル前の誰もいない南国ビーチでおおはしゃぎ!
中城の城跡は、古代ギリシャの遺跡のよう。
お買物は、小さな漁村で取れたての「海ぶどう」を買ったり牧志市場で買物するぐらい。
団体ツアーでは行かない所で、本当の沖縄を満喫しましたよ
圧巻は食事
本当の旅・本当の沖縄・本当の味。旅って、誰でも希望していると思います。
例え、歩行困難でも。夢だった、3組のお客様にとって、仲本さん、ホテル、食事場所の真心が
上質の旅をつくりあげて、関わった全ての方々に活きる喜びと活力が沸き起こるんだなぁ
北朝鮮国境の街 丹東(中国)視察で心の豊かさってナニ?060321
娯楽も刺激もない国でも、人々の幸福そうな笑顔を見た時、幸福っていったい何だろう・・って!
中国と北朝鮮との国境の河(鴨緑江)を挟んで北朝鮮を対岸から船に乗り
北朝鮮領の川岸5mまで近づきました。対岸の観覧車は今まで1回も動いた
事がないようで、川岸では結婚式の一団も望めました。対岸の船から子供達が
中国の高層ビル群を眺めながら釣りをして笑顔で手を振ってくれました。
軍人さんにカメラを向け、、嫌がりましたが人々は活き活きと地引網で魚を取ったり
船から三輪自動車に荷物を積んでいる人々の姿。人々の生活や暮らしを聞きたくて、
しょうがないね・・・って 中国側から北朝鮮領を望む
想いながら空を見上げると、空気で繋がっているのに下を見ると河の水で繋がっているのに、
あと5m先に未知の世界があって報道では過激な内容で紹介されている「北朝鮮」見た目では、
みんな活力があったよちゅううに思えました。
裕福な国でも、雑踏の中での悩みがあるし貧困な国でも、活き活きとされている。
幸福って、物の豊かさではなく心の豊かさなんだなぁ・・・・って思いました
何処に住んでいても、幸せになる権利はあります。死んでから極楽浄土に行くのは
遅すぎます。
生きている「今」が大切です一生幸せな生き様をみんなができれば最高だなぁ・・
食事は北朝鮮政府直営の「金平壌料理店」もちろん「北朝鮮料理」でした
従業員の方々も北朝鮮から来ていました「北朝鮮の方々と生の声が聞ける〜!」 北朝鮮領 荷揚げ中
料理に舌鼓を打ちながら「懇談会?」北朝鮮から3年契約で働きに来ていて
自由時間もあり、買物・食事・恋愛も自由との事。結婚は日本人は対象ではないが
友好国の男性とならOKみたい
彼女達も日本の事を沢山聞きたかったのかも・・・・
最後に「記念写真と握手」をお願いしたところ
一瞬とまどいながらも、笑顔で「個人的に歴史的な握手」ができました。
写真では少々緊張気味でしたが、普段は笑顔で色々、会話で弾みました
それから「冷麺」は酢が利いていませんでした。
国によって人によって「生き方や楽しみ方」は色々、貧富の差もあるれけど、 北朝鮮直営レストランにて
みんな「今を大切に精一杯生きている」
豊かでも、豊かでなくても、障害があっても、なくても、心の豊かさが一番大切のように感じましたね
丹東市は瀋陽・大連から高速道路が開通し、片道4時間弱で行けます。
新たな旅の資源としてプランに盛り込めますよ!次回、行った時は、色々聞いて、
何かができればいいなぁって思います。
今、民間人の私ができる事は、政治の垣根を越えて経済的援助(物質や仕事上の援助)だけではなくて
心の豊かさの助力になりたいと感じました。
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